広報なかわだ8月号をアップしました

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聖母被昇天祭 8月15日

 1549年8月15日 イエズス会 フランシスコ・ザビエルが鹿児島の海岸に上陸してから、471年目の8月15日を迎えます。
 三年前、中和田教会に黙想指導に来て下さった(神学校の院長)フランシスコ・ザビエル中野裕明神父様は、2018年7月7日教皇フランシスコによって鹿児島教区長(司教)に任命されました。
 日本の歴史を振り返ると、12月8日(無原罪の聖マリア)日本は1941年12月8日に第二次世界大戦(大東亜戦争)米国、英国に宣戦布告し、1945年8月15日に終戦を迎え、この8月で75年の記念日を迎えます。広島、長崎に投下された原子爆弾によって多くの犠牲者をだした世界で唯一の国になり、世界にこのような悲惨を繰り返さないように祈りましょう。
 又、世界を震撼している新型コロナ・ウイルス感染が一日も早く終わるように主なる神に祈りましょう。

(フランシスコ・ザベリオ 日野 武満 神父)

中和田教会建物再建の状況について

 中和田教会建物の大規模リフォームに関しましては日頃より皆様の御尽力、御協力を頂きまして誠に有り難うございます。また種々御支援賜りました第5地区各教会の皆様、教区の皆様に心からお礼申し上げます。
 昨年12月迄皆様と議論を積み上げ、2月17日には計画内容につき教区の御承認を頂き、建設業者の選定、そして工事着工へと進む予定でございましたが、3月より新型コロナ禍への対応で、全活動を休止せざるをえない状況になってしまいました。その間できることを進めておこうと建設業者候補数社の選定と教区の御承認、業者への見積の依頼等を進めて参りました。5月20日には第一次の見積結果を受領しましたが、新型コロナ禍の影響もあり予算額を大幅に超える金額となってしまいました。見積結果を精査し種々検討を加えた結果、これまで目指してきた使い勝手や基本的レイアウトを維持しつつ、我慢できる要求をはずした仕様にまとめ、第二次の見積を依頼致しました。6月30日受領の結果では建物本体についてはかなり減額できましたが、電気設備とその工事関連がまだ高く改善していく必要がございます。
 7月18日にはようやく建設委員会を開催することができましたので、これまで進めてきた方針や内容を御報告し御承認を頂きました。また今後の減額を目指して実現仕様の優先度付けを見直しました。今後はこの結果をベースに更に業者との交渉を進め、金額的な見通しを付けて契約に進めたいと考えております。建設スケジュールは、新型コロナを中心とする外部環境の中でスムーズには進まず、現状3カ月ほどの遅れとなっております。当初目指しましたクリスマスまでの完工は難しく、何とか御復活までにと考えております。なおこれまで建設委員会の開催を控えてきましたが、今後は随時開催させて頂きますので、建設委員会メンバーに限らず多くの皆様の御参加を宜しくお願い致します。
 今回の大規模リフォームは単なる不具合の修繕ではありません。中和田教会の将来を見据えた活動の場を実現することが目標です。最も大事なことはどのように活用して教会の諸活動を活性化していくか、いかに近隣や第5地区の活動等と連携していくか、開かれた教会として信徒を増やしていけるか、私たちの信仰を深めていけるか、これこそ今回の教会建物再建の最も重要なターゲットです。これからも皆様と一緒に考え、努力して参りたいと願っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

(建設委員長 岩渕 英介)

★★★ 短歌 ★★★     磯田昭代

   教会の 庭より望む 海の色
   「五島ブルー」は 底までも見ゆ


   お御堂は 椿を模したる 花十字
   壁に柱に あふれんばかり


   五島はナ 椿の島サ 二月には
   椿祭りが有るトヨ 来ト良カ

普段、短歌を作っておられる磯田さんに投稿をお願いしました。これは、去年、三月に五島を巡礼されたときの歌です

~ 中和田の風 ~ 「喜びのうちに」

 十 主の平安    
 中和田教会ではコロナウイルス対策で三ケ月間、主日のミサをはじめ全ての諸活動が中止されていましたが、6月14日の「キリスト聖体の日」から地区毎ではありますが御ミサが再開されました。
 この御ミサで延び延びになっていた「べロニカ鈴木真美さん、モニカ宮本治子さん」お二人の洗礼、初聖体、堅信式が行われました、お二人のご努力と喜びはもとより代母さんの辛抱強いご指導とご努力の賜物と信徒の一人として心から御礼を申し上げます。
 コロナウイルス対策で記念撮影も変則的のものになりましたが良き想い出になろうかと思います。お二人は成人受洗者であり代母さんとのコミュニケーションも取り易いのではないかと察します。カトリック信者の誰もが洗礼、初聖体、堅信には多くの想い出があると思いますし、老婆心ながら振り返れば人生の節目だと思います。 
 私は幼児洗礼で当然、記憶になし!  洗礼名は昔の風習で代父さんと同じミカエル、代父さんには初聖体の頃からアドバイスを受け今でも家族ぐるみの親しいお付き合いをさせて頂いております。
 初聖体は教会幼稚園の五歳の時、シスターにお御堂や教室で指導を受けて初聖体に臨み初聖体後はメダイを掛けてもらい小さなロウソクを手に大声で聖歌を歌ったのを憶えています。その夜はたまにしかない祝の花寿司の御馳走でした。
 堅信式は小学6年の時、その頃は2年おきに二学年纏めて秋に行われており夏休みの集中期間を挟んで約一年間、公教要理一貫を覚える事を主体に準備しました、準備したと言うより覚えさせられたと言うのが本音でしたが・・・・・。
 母が地区の教え方を数十年務めており堅信の年は二日置きに15人くらいが我が家に集まり暗記して来た要理を全員が順番に母の問いに対して答えると言うのが当時の教え方の一つでした。
「上がり下がり」と言うものがあり多く正確に答えた者が並び順の上に上がって行くと言う覚える為の「競争意識」手法が多く採り入れられた時代でしたし二ヶ月に一度はミサ後に神父様による五問の問いかけがあり3問以上答えられなければ落第! と注意を受け進捗状況を試された時代でもありました。その為、夏は涼しい竹林の中に秘密基地(大きな椿の木に寝転べる程度の板張り)を造り必死に大声で公教要理を覚えた事を懐かしく想います。
 堅信記念に神父様から頂いた手のひらサイズの「マリア様の御似絵額縁」は状況時に母に預け実家の 香台(家庭祭壇)の中に飾られて長く保管して頂きましたが、数年前の母の帰天を機に約束どおり今は私の手元に有り56年経った今でも現役で私を照らしてくれています。同時に信仰の薄さも見透かされている様にも見えますが、手を合わせたマリア様は良い祈りの機会を与えて下さいます。
 父の万年筆を借り堅信日をご似絵に裏書した「踊り文字」を見ると懐かしく昨日の様に想い出します。

(山村悟美)

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