※ 以下はテキスト版を表示しています(写真や図表ならびに議事録詳細などは含まれていません)。完全版(pdf)はこのページ下からアクセスできます。
「2020年の降誕祭を迎えて」
今年も早12月を迎えました。この春から全世界に百万人にも及ぶ死者を出した新型コロナ・ウイルスは、いまだに脅威を広げています。
教会の典礼、病人の見舞い、老人ホーム等、自粛状態が続いています。{聖書に登場する病気・イエズス会 佐久間 勤神父}論文をインターネットで見ると、精神的、肉体的病気について現代と同じような病気が既にあったことを述べています。[肺炎、動脈硬化等]
21世紀の今、まさしくコロナ・ウイルスが重い肺炎の感染ウイルスであることを神が人間に与えて下さった英知によってつくられる抗体によって治癒されるように、主の降誕祭の祈りのうちに迎えましょう。
(フランシスコ・ザベリオ 日野 武満 神父)
七五三祝賀ミサが 行われました
11月15日(日)の主日ミサで、七五三祝賀ミサが行われました。
暖かな晴天に恵まれた日に、5名のお子様が日野神父様に七五三の祝福を受けました。これまで大切に育てられたお子様がこれからも健やかに幸せに成長されるように、ミサ参加の皆様とお祝いしました。(写真は完全版(pdf)をご覧ください)
ステラ・マリス横浜(船員支援活動) からの手紙
中和田教会から、船員さんに手作りの毛糸の帽子を届けていますが、この活動に感謝のお手紙が届きましたので、ご紹介します。(福祉部)
この度は、ステラ・マリス横浜の船員支援活動にご協力いただき、誠にありがとうございました。
お贈りいただいたお気持ちは、大切に船員さん達にお届けします。
教皇庁のもとで活動するAOS(船員司牧)は、2020年9月、発足100年を期して、その正式名称を、Stella Maris(海の星)と変更しました。これに伴い、AOS横浜もステラ・マリス横浜として、活動を継続していきます。一人でも多くの船員さん達に笑顔をお届けするため、これからも引き続きご支援いただけるようお願い申し上げます。
ステラ・マリス横浜
教会建物再建の現状と今後の予定について
建設委員長 岩渕 英介
新型コロナの環境下でなかなか大きな会合を開けませんので、とりあえず広報で建物再建の現状と今後の予定を御報告致します。
1.現状サマリー
教会の建物建設に当たっては、建設計画開始、基本計画、基本計画の重要な変更(全面建て替えから既存建物の有効活用への方針変更)、設計士の選定、基本設計、施工会社の選定の各段階で結果を教区に報告し、教区建設委員会と司教顧問会の御承認を頂く必要があります。現在は相見積もり結果に基づき施工会社を選定し、教区の御承認を頂いた段階です。本来なら直ちに工事着工に移るはずですが、後述のように若干工期が延びることとなりました。
一方当初より資金面が非常に苦しく、皆様の多大なる御協力を得て進めて参りましたが、第5地区の6教会から多額の資金を御支援頂きましたのは大変有難いことでございます。暖かい御支援と皆様の御協力に心からお礼申し上げる次第です。今年度の予算達成には更に努力が必要ですし、教区から借りるお金は極力減らしたいこともございますので、引き続き皆様の御協力を宜しくお願い致します。
以下順を追ってこれまでの経緯と今後の予定をご説明致します。
2.見積の実施(5月~9月)
皆様と検討し、設計士さんの詳細な設計を経て種々工夫を凝らした仕様にまとめ上げましたが、新型コロナ禍の状況等もあり、施工会社の相見積もり段階で予算を大きく超える見通しとなりました。 このため我慢できるレベルの仕様削減を行い、何度かの再見積の結果ようやく予算内に収めることができました。仕様削減の一環として、階段を理想の位置に変更せず現状の位置のままとして最終見積を実施致しましたがこれが後に問題となりました。
3.教区の最終御判断と御承認(9月~10月)
見積結果をベースに、仕様の一部変更と施工会社選定の御承認を9月19日に教区に申請致しました。施工会社と仕様の変更については了承されましたが、現在の階段をそのまま使うことについては1階、2階とも部屋が狭くなることから好ましくないとして司教様預かりとなりました。最終的には、階段は理想の位置に付け替える、そのために追加で必要となる約1,500万円(後述の検査費用等も含む)については教区で負担して下さるという御判断となりました。追加費用の教区での御負担という大きな御判断を頂きました司教様に御礼申し上げます。
申請段階の平面図と階段付け替え時の平面図を御覧下さい。下側が最終レイアウトです。1、2階とも広く使いやすくなっていることがお分かり頂けると思います。階段そのものも幅広くゆったりと安全上も好ましいものとなります。(注:図面については完全版(pdf)をご覧ください)
4.今後の計画について(11月~)
階段の付け替えができるようになったのは良いのですが、工事工程への大きな影響が出て参りました。
教区の御承認後本来なら直ちに工事に入り、来年の4月に竣工となるはずでしたが、残念ながら下記のように工事工程に大きな影響が出ることになりました。
① 階段付け替えに伴い建築確認申請が必要になる(これだけなら強度検査も不要で、1カ月程度の処理で済むところだったのですが・・・)
② 聖堂及び司祭館の過去の処理と書類に大きな不備があることが判明した。聖堂棟については、
40年前の建築完了時の検査済証が納骨堂(最初の設計で計画されていた)の残っている誤った図面と現状と異なる面積を前提として処理されていた。また司祭館については検査済証が取得されていなかった。これらのため、今回建築確認申請に当たっては事前に強度検査等をあらためて実施する必要があると審査関連機関から指摘を受けることとなった。
このため、本来は必要が無かった強度検査として鉄骨類の検査(部分的に壁を剥がし検査終了後復元する)、一部基礎の掘り起こし検査、等が必要となり、これらに基づき構造計算と図面類を再整備した上で建築確認処理を受けることとなります。その後ようやく工事着工となりますので、概ね4カ月の遅延を覚悟する必要が出て参りました。従い、竣工時期は来年7、8月頃になるのではないかと想定されます。
これまで新しい建物の完成を楽しみにしていらっしゃった皆様、片付け等の準備を積極的に進めて下さった皆様、新しい建物でどのような活動をするか検討して下さっている皆様には誠に申し訳ございませんが、あと少しご辛抱頂きたく宜しくお願い申し上げます。また今後の工事の進展で何らかの判断が必要な時もあるかと思いますが、皆様と一緒に考え、知恵と力を合わせて進めて参りたいと思います。
今後とも宜しく御協力のほどお願い申し上げます。
※ 「広報なかわだ」の完全版(pdf)は下からダウンロードできます。