※ 以下は、「広報なかわだ」のWEB版が表示されています(詳細な月間予定表や議事録詳細などは含まれていません)。完全版(pdf)はこのページ下からアクセスできます。
死者の日を迎える
ミサ典書の中に死者の為に祈る箇所が(信じて亡くなった兄弟姉妹の為に)(亡くなった全ての人の為に)(死者の意向のために)三箇所あります。
カトリック教会は二世紀頃に死者の為に祈るようになった、と言われています。
中和田教会も高齢者が多くなり、葬儀が多くなり、教会創立から来年で50周年を迎えますが、死者台帳に(私が赴任してから10年の間)四十人の記帳サインがあります。永遠の安息を祈り、いつの日か迎えねばならないその日までお互いに頑張りましょう。
フランシスコ・ザベリオ 日野武満神父
中和田バザーが再開されました!
10月29日(日)好天の中、中和田バザーが大盛況のうちに開催されました。バザーはコロナ禍のために2019年を最後に中止されていましたが、今年は実施することができました。ゆったりと使いやすくなった建物で信徒の家族、友達、近隣の方々、他教会の方々が久しぶりの再会を楽しみ、若い方々や子供たちの触れ合う姿が多く見られました。
研修会「典礼あれこれ2023-香部屋担当の皆さんのために」に参加して
今年4月から7月まで、合計8回に及ぶ梅村昌弘司教様が講師をされる研修会「典礼あれこれ」に参加いたしました。末吉教会聖堂で行われた研修会は、毎回横浜教区の教会から多数の参加者があり、梅村司教様の懇切丁寧なご説明と活発な質疑応答が行われ、典礼初心者の私にとって、楽しくも有意義な研修会となりました。
2002年発行の「ローマ・ミサ典礼書」ラテン語規範版第3版の日本における完全実施の準備など理論的なお話から、典礼暦年などの基本的事項の整理、またミサにおける具体的な作法など、多岐に渡るお話を8回すべて司教様ご自身が講義をされました。
その講義内容を一部抜粋し私見をコメントしました。皆様のご参考になれば幸いです。
講義内容の資料は香部屋に保管してありますので、ご興味ある方は閲覧できます。
1. 典礼暦年
一年の周期は、待降節、降誕説、四旬節、過越の三日間、復活節、年間からなっている。
主日には、キリスト信者は一つに集まる。神の言葉を聴き、感謝の祭儀に参加して、主イエスの受難と復活と栄光を祈念し、神に感謝をささげるためである。
典礼暦年の構造を分かりやすく円グラフを使い説明された。
→ 典礼暦年と主日の意味を正しく理解しましょう。
2. ミサ典礼書
ローマ・ミサ典礼書の歴史的経緯と2022年待降節第一主日から実施に移された式次第へ変更された背景の説明。入堂から退堂までのミサの構造(式次第)の詳細。感謝の祭儀をしめくくる部分は、主イエスによって弟子たちが派遣された場面を想起させ、ミサに参加した信者を福音宣教に向けて派遣する意味がある。
→ 福音宣教活動を更に活発化させましょう。
3. ミサの朗読配分と聖書朗読
三つの朗読は、二つの原理によって選ばれている。各朗読の内容に関連を持たせる「主題の調和」と聖書のある一定の書を読む「準継続朗読」。旧約聖書の出来事はイエスによる救いの出来事を前もって示す「予型」とし、福音書のイエスの救いのわざを「原型」と理解し、使徒書の出来事を原型にかたどられた救いの出来事「対型」ととらえる。
→ 三つの朗読箇所の関連性を理解して、福音をより深く味わいましょう。
4. ミサの準備
祭壇布、朗読台の布、聖櫃の布、祭服、祭器具の名称、使用方法の説明。
特に、ミトラ(司教帽)、バクルス(司教杖)の着脱について、詳細なご説明があった。
5. ミサ以外の祭儀の準備
成人の入信式、幼児洗礼式、堅信式、結婚式、通夜・葬儀、聖体賛美式、集会祭儀。
→ マニュアルを整備して、各祭儀をきちんと行いましょう。
6. 季節の典礼の準備
待降節と主の降誕、四旬節と聖なる過越の三日間における典礼に関する詳細説明。
→ 日本カトリック典礼委員会発行の小冊子「四旬節—の典礼に関する補足事項」参照
典礼部 柳下政道
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