広報なかわだ5月号をアップしました

 4月6日(土)日野神父様が脳梗塞のため入院なさいました。右手右足にご不自由があるものの、15日(月)からリハビリ病棟に移られました。教会ごよみには5月からのミサについて開始時間などを掲載していますので、ご確認の上ご参加ください。
 皆様もご存じのように4月14日(日)、28日(日)は急きょ田丸神父様に戸塚教会のミサに先立ち8時45分から司式いただきました。また4月23日(火)葬儀(下村毅様)は鈴木勁介神父様、4月24日(水)通夜、25日(木)葬儀(山本照子様)は田丸神父様に司式いただきました。
 5月からは田丸神父様が第5地区の神父様方にお声がけくださって河野神父様とキジト神父様 (藤沢教会)が田丸神父様に加え、それぞれ一回ずつ司式いただけることになりました。このような緊急事態に遭っても時期にかなって神父様方が助けに駆けつけてくださり、また神父様がお見えになれない主日は典礼委員柳下さんが中心となって心のこもった集会祭儀が行われています。まさに神様が、中和田教会に聖霊を送って力づけてくださっているのだと思います。

 日野神父様は中和田教会に戻ってこられることを目標にしてリハビリに励んでおられます。そのためにも数人の女性たちが司祭館のお掃除を一週間以上もかけて行ってくださいました。今後はオール電化など、課題は山積みですが、共同体一人ひとりの力の結集が試されている時だと思います。皆様のご協力とお祈りをお願い致します。

教会委員長 今井暁子

 先日の復活徹夜祭にて、お二人の方が入信されました。おめでとうございます!
 お二人の入信に至るまでの経緯や喜びの声を綴っていただきました。

マリア・ローザ 名取 司(つかさ)
 主人と出会ってから自分を変えるため教会に行こうと思いました。自分を変えて生まれ変わろうと思いました。入門講座を勉強して洗礼を受けようと思いました。一年間勉強をして初めてのことで大変でしたが、周りの人や先輩方の支えがあったので何とか頑張れました。先輩方には本当に感謝しています。ありがとうございます。
 洗礼式のときは多くの方の前だったので緊張して、ドキドキしましたが、これからご聖体をもらえる喜びで一杯でした。ここまでこられたのも、主人と先輩の方々の支えがあったので頑張れました。本当にありがとうございました。

ルチア 田中 久子
 私がこれまでの人生で経験した事のないことに突き当たり、心の苦しみ、悩みに押しつぶされそうになり、遂には自分をコントロールできない程になっていた頃です。一日のほとんどを途方もなくふらふらと歩き続けていましたが、ある日偶然にも中和田教会の側を通りかかり、こんなところに教会があるのだと驚きました。そしてマリアカフェの看板が目に留まり、思い切って重い足を一歩踏み入れたのがこの教会との出会いでした。
 お話している中で聖書勉強会があることを知り、突然でしたが翌日から参加させていただきました。何回目でしたか、お近くに座っている方に悩みがあることを伝えました。今考えますと、母を失った幼児が取るに足りない話をするのをじっくり聞いてくださったのだと思います。心より感謝いたします。
 いずれ洗礼を受けたいとの思いを伝えると入門講座を紹介されました。まだ勉強中ですが、受洗したいという強い気持ちを持って受講しておりましたら、日野神父様が許可してくださり、復活徹夜祭に受洗することができました。
 まだまだ未熟ですが、これからも、どうぞご指導をよろしくおねがい致します。

 4月27日(土)午後2時半より新しい入門講座が始まっています。この講座は受洗を希望する方のみならず、先輩である共同体の皆様もご一緒に受講することをお願いしています。入信した後も共同体の一員として自然に仲間入りいただけるよう、伴走者として参加していただきたいからです。

 この講座は担当者が一方的に教えるのではなく、担当者は「司会進行役」としてテキストに従い、その時、その場所で思うこと感じることを参加者同士で分かち合う講座です。ご自分の信仰を見直す良い機会になると思います。お声がけしますので、どうぞ一度体験なさってください。

(今井 暁子)

フランシスコ・サレジオ 下村 毅 様 (享年 82)  4月17日に帰天されました。
アンナ・マリア 山本 照子 様 (享年 84)  4月18日に帰天されました。
 

謹んで、哀悼の意を表します。 (総務グループ)

 4月4日、朝からお天気が心配されていましたが、薄日がさすウオーキング日和になり金沢区の春を巡って来ました。12名の参加で、立場駅~上大岡駅~金沢八景駅に到着しました。
 金沢八景駅からすぐの所にある琵琶島神社と瀬戸神社を横目で見てから、明治憲法草創の地と言われる「東屋旅館」跡を見学しました。明治20年(1887年)伊藤博文、伊東巳代治、金子堅太郎、井上毅らが、明治憲法制定のため草案を起草したところです。8月6日夜、東屋の伊東の部屋に盗賊が入り機密書類の入っていた行李が盗まれましたが、翌日書類は無事に発見されたという逸話が残っています。そこからすぐの所に「明治憲法草創の碑」が建立されています。
 参加者は金沢区が明治憲法と関係があったことに驚いていました。金沢は景勝地が多く金沢八景ともいわれる八つの景勝地があります。明治の政治家である伊藤博文の別荘が夏島にあったことで、ここが明治憲法の草案を練る地に選ばれたらしいです。盗賊騒ぎの後、伊東、金子両名は夏島の伊藤の別荘に移り草案が完成されました。
 そこから称名寺まで、途中に由緒ある神社やお寺をいくつか通り過ぎました。この街道は重要な街道であったことが偲ばれます。鎌倉時代からの人々の通り道だったのかも知れません。
 称名寺に着くと赤門があり、その先にある仁王門をくぐると目の前に浄土池が広がります。反り橋、平橋を渡ると本堂に着きます。池の周りには六分咲きの桜や年代のいったイチョウの大木など色々な大木が見られました。静かな湖面を眺めて心が休まりました。
 すぐ横の小さなトンネルをくぐると「県立金沢文庫」があります。こんなところに「金沢文庫」があったことに驚きました。鎌倉時代の執権北条実時が邸宅に造った武家の文庫です。政治、文学、歴史等多岐にわたる和書、漢籍からなり、鎌倉幕府とともに金沢北条氏が滅亡した後は称名寺で近代に至るまで維持されました。ひっそりとした小さな博物館ですが、平成28年(2016年)には2万点を超える「称名寺聖教・金沢文庫文書」が新たに国宝に指定されたそうです。皆様も一度行かれたらと思います。
 そこから少し歩いて、「海の公園柴口駅」からシーサイドラインに乗って「南部市場駅」に行きました。モノレールなので、途中の景色は眺めがよく、海や八景島、工場等を見ながら「南部市場駅」に着きました。そこで解散してからは各自ランチや買い物を楽しみました。

(散歩の会 武田幸子)