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「聖心の月に当たって」
新型コロナ・ウイルス感染が世界を揺るがしています。
先日、信者さんからチョコレートを頂きました。BACI(単数BACIO)、イタリア語で接吻の意味で、アメリカではキッスというチョコレートで知られています。
三年ほど前に信者さん達とアッシジの聖フランシスコの街を巡る前に隣り街のペルージアを訪れました。フランシスコが囚われて牢にいた街です。この街にバーチのチョコレートの本店があります。
この言葉とコロナ・ウイルスと関係が深い出来事で、以前にバチカンで教皇フランシスコの一般謁見で信徒が指輪への接吻を避けられたことが報じられました。
カトリック教会では第二バチカン公会議前後まで、司教の指輪に接吻するしきたりがありました。
また、ヨーロッパでは挨拶の時、握手、抱擁、両頬へのキッスが習慣ですが、コロナ・ウイルスの感染を避けるため問題になっています。日本は頭をさげて、時には手をあわせて挨拶しますので安心です。聖心の月に当たって一日も早く感染症の苦しみから解放されることを祈りましょう。
フランシスコ・ザベリオ 日野 武満 神父
建物再建の状況について
建物再建につきましては、日頃より皆様から多大なる御支援を賜りまして心よりお礼申し上げます。
皆様御承知の通り、昨年10月22日に工事業者選定に関する教区の御承認を頂くとともに、階段の付け替えを実施すること、これに関する追加費用は教区で負担して下さるとの御指示を頂きました。5月末頃の着工を目指し、必要となる各種処理を進めて参りましたが、現在建築確認申請関連処理の最終段階になり、役所の判断を待つ状況となっております。 しかしこのまま待つのでは更に時間もかかるので、5月末より少し遅れますが、まず屋根の葺き替え、外壁の塗装、外構関係等、建築確認申請とは無関係な部分から早期に着工し、各種手続きと並行して工事を加速していく方向で進めることと致します。工事を加速していきたいと思っておりますので、これからもどうぞ宜しく御協力のほどお願い申し上げます。
少し細かい話しとなりますが、役所への申請などの手続きの状況は以下の通りです。
聖堂棟については検査済証もあり直ちに建築確認申請をだせる状況と考えておりましたが、司祭館の竣工時に検査済証が取られていなかったため、敷地一体として躯体強度検査及びガイドライン調査を受けることになりました。躯体調査に関しては3月に調査報告書が出され、鉄骨や基礎のコンクリートなど、聖堂棟、司祭館ともに良好な状態にあることを確認致しました。
ガイドライン調査とはリフォームを行う建物に検査済証がない場合、建築基準法令違反等重要な問題が無いことを調査確認し、ある場合は事前に是正処置を完了した上で建築確認申請を行う手続きです。4月に調査が実施された結果、聖堂棟と屋外関係で13項目の指摘を受けております。多くは物置の撤去など対応容易なものですが、いくつか問題がありました。階段の踊り場の幅が不足すること、台所に難燃壁が使われていないこと、司祭館との渡り階段が無申請構築物であることの三点です。前二点は今回の工事で解体し作り直す部分であり、わざわざ不要となるものを改修した上でまた壊して作り直すのは意味がないため、本工事の中で是正を施すことですむよう関係機関と交渉し、現在役所の判断待ちですが、一刻も早く先に進められるよう御願いをしております。
建設委員長 岩渕 英介
中和田NEXTの会中間報告
中和田NEXTの会は、せっかく建物を新しくするのですから、積極的に建物を活用し、様々な活動を行ってより多くの人に教会に来て頂き、中和田教会を発展させていきたいという願いから自然発生的に始まった検討会です。これまで5回の会合を持ち、熱心な議論を続けてきました。
アンケート調査に種々御意見を頂いた皆様、会合に御参加頂き、討議、御提言下さいました皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。
提案された項目は下記の3つに分類して検討されました。また項目ごとに実行担当者を決めました。(聖堂入り口に報告書を置きますので御覧下さい。)
① 教会内外の交流(8項目) - 中和田教会内外の方を含めてより多くの人に教会に来て頂く
② サークル活動(4項目) - もっと親しくなる
③ 勉強・宣教(8項目) - 信仰を深める、新しい仲間を増やして行く
今後は下記のように進めることと致しました。
・検討会は一旦休会し、その間各担当者が活動開始に向けて準備を進めておく。
・建物完成の二ヶ月前に検討会を再開し、実施に向けた具体的な検討を行う。
・活動開始時期は項目によって異なり、既に実施中の項目もあるが、新規項目については建物の完成後できるだけ早い時期に開始する。
・「今後の検討課題」となっている項目は今すぐの実施は難しいが、今後も長い目で検討を継続していく。
これからも是非皆様のアイディアを御提案ください。また各項目の開始に当たりましては、多くの皆様の御参加をお待ちしております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
幹事 岩渕英介
<サークル紹介>「短歌の会」について
最近、あるテレビ番組で俳句の競詠が放映され、大変人気があるようです。指導する先生の指摘がおもしろく、勉強になることが多くありますので時間が許せばよく観ています。近頃の俳句、短歌に寄せる人々の関心がいかに高いかは新聞やラジオ、テレビへの投稿の様子を見ているとよくわかります。
若い頃、私は短歌や俳句は老人のすることと思っておりましたが、現在短歌界の第一線で活躍されている方々は皆、学生のころから習得されてきています。現在でも小、中学生から大学生、社会人に至るまで若者短歌が脈々と息づいていて短歌の世界も層が厚いようです。
むかし人々は喜怒哀楽を表現するとき身体を使い(踊り)、音を出し(音楽)、声をあげて(唄→詩)きました。詩(長歌)の結びの反歌が和歌(5・7・5・7・7)となり、和歌の発句(5・7・5)が俳句となりました。短歌と言われるようになったのは明治時代、正岡子規によってからです。上流社会のものであった和歌が現在のように一般庶民にまで広まったのは短歌になってからだと私は思っています。
私が短歌を始めたのは50代後半の事でした。中学生の時に国語で習った和歌や百人一首のカルタ遊びで自然と覚えていた五・七・五・七・七のリズムを思い出して言葉を当てはめてみました。すると、すばらしい(?)短歌ができたのでした。
嬉しいこと、悲しいこと、愛しいこと、恥ずかしいこと、腹立たしいこと、何でも5・7・5・7・7に表してみました。そうすると、表現することは自己を見つめる事に繋がり、自己から解放されることでもあるということに気がつきました。正確な自然の営みの中に私はいつも創造された方の存在を感じております。
教会の方々に短歌を希望されている方が何人かいらっしゃいました。その方々のお力添えをいただいて、「短歌の会」を立ち上げることに致しました。実際の活動は教会の再建が完成してからになりますが、月に1度集会を持ち、各々の作品を観賞、批評をしあい、お互いの作歌の向上を計り、親交を深めていきたいと考えています。また、「開かれた教会」ということで、外部の方にも声をかけたいと考えています。
短歌のきまりごとは、五・七・五・七・七と言葉をつなげることだけです。
一人でも多くの方に興味を持って頂ければ幸いに思います。
磯田 昭代
福祉Gからのお知らせ
四旬節の献金のご協力、ありがとうございました。
合計 73,530円
カリタス・ジャパンに送りました。
教会からのお知らせ: 帰 天
ペトロ 横塚 勤 様(享年 80)
5月8日に帰天されました。
謹んで哀悼の意を表します。
(総務G)
※ 「広報なかわだ」の完全版(pdf)は下からダウンロードできます。