広報なかわだ12月号をアップしました

以下は、WEB簡略版を表示しています(詳細な月間予定表や図表ならびに議事録詳細などは含まれていません)。完全版(pdf)はこのページ下からアクセスできます。

祝 主イエス・キリストの御降誕

 令和4年も残す一か月となり、教会の典礼ごよみは待降節(11月27日)に入ります。王であるキリストの主日が終りC年の典礼もA年へと移り【新しいミサの式次第】に変わります。
 ロシア・ウクライナ戦争が始まり、コロナ・ウイルス感染が続いていますが、中和田教会の再建が皆様のご協力で、物価の上昇前に完成できたことに安堵しています。
 新聖堂には、お祈りする人が終日訪れるようになりました。
 祭壇の前に四本のローソク【回心、希望、喜び、イエス・キリスト】がシンボルとして準備され、イエス・キリストの誕生の馬小屋が飾られ、私達は(見える形から)信仰の神秘を典礼を通して受け入れることが出来ますように祈りましょう。

フランシスコ・ザベリオ 日野武満神父

~中和田の風~ 「叱ることと怒ること」

 先日、大学の講師をしている友人と久しぶりに会って話す機会があり、次のような話を聞きました。 それは、講義の時下を向いている学生をよく見ると、スマートフォンやタブレットでラインやメールを送っているとのことでした。その時、「やめなさい」と注意する教授と見て見ぬ振りをする教授がいるとのことです。さらにびっくりしたのは、注意しない教授の方が学生から人気があるというのです。友人は「最近の学生はしかられることに慣れていないんだね。叱られると、言い訳をして自分を正当化するタイプ、他人のせいにするタイプ、自分だけでなく他の人もやっていると開き直るタイプがいるよ。困った現象だよ。」と嘆いていました。
 このようなことは、私が勤務している小学校でもよくあることです。忘れ物をしたのに「お母さんが入れてくれなかったから。」と他人のせいにする子。廊下を走っていることを注意すると「他の人も走っているのに、何故自分だけ注意されるの。」と膨れる子。
 ここ10数年、「怒ることはあるけれど、叱ることができない家庭が多くなった。」と聞くことが増えてきました。辞書によると、「怒る(おこる)」はいかる、腹を立てるに対して、「叱る」はとがめ戒める、書いてあります。怒る方は、不快だと思って感情を爆発させるのに対して、叱る方は相手のことを思って諭す意味合いがあるようです。

 子育ての基本はもちろん褒めることですが、叱ることも大切だと思います。しかし、叱ることは難しく、きついことです。『叱らなければいけないことはきちんと叱る。そして、叱った後はフォローをしっかり行う。』口で言うのは簡単ですが、自分の子育てを振り返ると、子どもの将来を考え、子どもの心に届くように叱ることよりも、自分の外聞が悪いからといって怒ることの方が多かったことを思い出します。(妻はその辺上手にやってくれたので、感謝しています。)「良薬は口に苦し」と言います。我が家の子育ては、ほぼ終わってしまいましたが、次の世代のお父さんたちに、私の反省を伝えることができたらいいなと思います。

森脇 信行

初聖体/洗礼に向けてのお勉強が始まりました

 11月20日に初聖体に向けての第2回目のお勉強がありました。該当のお子さんは男子2名です。
 日野神父様のご指導で、付き添いの家族も含めて6名の参加でした。内容は、当日のミサのお説教に出てくる場面の紙の切り抜きや十字架の道行きの絵の説明でした。いずれも子どもの発達段階にあったお話でした。

「鎌倉殿の13人」にちなんだ遺跡を訪ねて

「散歩の会」の第2弾で、10月に参加者7名で鎌倉散歩を楽しんで来ました。リーダーの方が行程を計画してレジメを作って下さったので、私達は校外学習に行く生徒のようにワクワクドキドキ出発しました。
「大倉幕府跡」より散歩開始です。頼朝が初めに屋敷を構え鎌倉幕府の主要施設があった場所との事。現代は清泉小学校と落ち着いた雰囲気の住宅街で、さすが鎌倉殿と納得してしまいました。
 次は「頼朝の墓」「北条義時の法華堂」「大江広元の墓」等お墓巡りです。小高い山の中腹に街並みが一望出来る静かな広い場所にありました。詳しい解説板があり歴史の事象を知る事が出来ました。
 次は「宝戒寺」後醍醐天皇の命を受け足利尊氏公が建立したとの事。
さすが歴史人物が大きいからか(?)入園料300円でした。
 次は「東勝寺跡」鎌倉幕府滅亡の地でありますが、今は草ボウボウの土地がフェンスに囲まれているだけなので、不思議に思いました。

東勝寺跡

実は地下に貴重な遺構群が存在していて、風化しないよう埋め戻し草地として管理しているのだそうです。北条高時一族の腹切りやぐらや祇園山ハイキングコースは落石岩盤剥離で立ち入り禁止区域になっていて残念でした。                      
 次は千葉屋敷と言われている「妙降寺」で、きれいな芙蓉の花を見せてもらいました。開花した時は白く徐々にピンクになり咲き終わると濃いピンクになるという不思議な花の生態を知りました。

妙降寺

 最後の訪問場所は「妙本寺」比企一族ゆかりの広大な寺院です。比企能本が日蓮聖人と出会い帰依して邸宅を妙本寺としたそうです。
朱色の二天文、祖師堂と日蓮聖人の銅像のスケールの大きさにビックリです。比企一族を弔う供養塔の中に四基の五輪塔があり、そこで五輪塔の形や並び方や文字など意味について教えてもらいました。現代まで朽ち果てずに良くぞ残っていてくれましたと手を合わせて鎌倉の散歩は終了しました。
 神様のおかげでお天気も良く気持ち良く散歩を楽しめました。鎌倉殿の歴史や遺跡を一部ですが見たり知ったりする事が出来ました。参加された方々と親しくお話し出来た事は久しぶりの事で本当に楽しく嬉しかったです。またぜひ「散歩の会」に参加させて頂きたいです。

武石 真由美

  ~♪「散歩の会」について♪~

コロナ禍のために、教会の皆様とのふれあいが少なくなっていましたので、外に出て近隣の名所、旧跡、面白い場所などを見て歩くサークルを始めました。
今回で2回目ですが、これからも企画してお知らせしますので、どなたでもご参加ください。

武田 幸子

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