広報なかわだ3月号をアップしました

以下は、「広報なかわだ」のWEB版が表示されています(詳細な月間予定表や議事録詳細などは含まれていません)。完全版(pdf)はこのページ下からアクセスできます。

四旬節を迎える

 今年の四旬節は2月22日から始まります。(カーニバルは21日まで)
 カトリック教会ではイエス・キリストの受難・死・復活を迎える準備の四十日間、灰の水曜日(今年は2月22日)から4月9日(A年)復活の主日までです。
 教会は、この期間に年に一度の聖体拝領、罪のゆるしの秘跡を受けるように勧めています。今年は3月5日に戸塚教会・中和田教会の司祭が交代して、ミサ・講話・赦しの秘跡がおこなわれる ことになりました。
 また、新型コロナ・ウイルス感染症に苦しむ世界の人々の為とウクライナ・ロシア戦争の為に苦しみにあっている人々のため祈り、償いを何らかの形で行うようにすすめています。

フランシスコ・ザベリオ 日野 武満 神父

中和田教会委員長に任命されて

 何の前触れもなく去年12月25日のクリスマスのミサ後に急に委員長にと説き伏せられ正直、心に重くのしかかっておりました。ところが、この原稿を書き始める直前に去年2月聖堂祝福式で梅村司教様、神父様方の前でお話するようにと依頼された時のことを思い出しました。あの時は下手でも未熟であっても新しい中和田教会が与えられた感謝や喜びをお伝えしなければとイエス様の十字架を思い起こし励まされお引き受けしたのです。今回もあの時の気持ちでお引き受けすれば良いのだと気づかされ自分を励ましながらこの原稿を書いている次第です。
 先日カナダ滞在中に娘婿のお母さん(福音教会)に誘われMission Central Conferencesというカナダ全土からクリスチャンが集まる大会の一部に参加しました。私が参加したのは金、土、日と三日間あるうちの一つでメッセージをされた方はプロテスタントの方でした。全部理解できたわけではありませんが、その中で印象に残ったのは「私たち一人ひとりが神様と親しく交わって一つになろう」でした。神様と親密に交わるとは「神様は私たち一人ひとりに何を望んでおられるかを知ることであり、神様は一人ひとりに違った役割をお与えになっている。教会はイエスの体であり、私たちはその一部だ。各々が体の一部になってイエスを伝える。教会はイエスを運ぶ乗り物ではないだろうか」と熱く呼びかけられました。
 帰国後たまったカトリック新聞を読んでいたところ1月29日付け教皇の一般謁見講話「宣教はキリスト者の活力」に目が留まりましたので数か所引用させていただきます。
「信仰を伝えることには、キリスト信者の生活に活気を与えて、清める酸素のような働きがある」「キリスト信者の生活で福音を告げ知らせるという目標を見失うと、ただ自分のことだけを考え、やる気をなくしてしまう」「福音宣教は他者を説得しようとすることで始まるのでなく、日々、私たちを見守り、引き上げてくださった愛の素晴らしさを証しすることから始まるのです」「この美しさを伝えることで、人々に分かってもらうのです」「私たちは主を告げ知らせるのであり、、、説き伏せるのではなく、人々にイエスと接していただくのです。主に人々を説得していただきましょう」
 中和田教会共同体が活き活きとイエス様を運ぶ乗り物になるとは、福音を告げ知らせ、神の愛の素晴らしさを証しするため、私たち一人ひとりが神様から頂いた賜物を惜しみなく使い喜びを持って働くことではないでしょうか?神である主イエスが聖霊を送って幾多の困難を必ず乗り越えさせてくださると信じ、共同体の皆様と心を一つにして中和田教会発展のため微力ながら貢献できますようにと祈りつつ、この一年間委員長を務めさせていただきます。どうぞ皆様のご協力のほどよろしくお願い申しあげます。

今井 暁子

レクティオ・ディヴィナに参加して

 先日、知人に誘われて、原宿教会での<レクティオ・ディヴィナ>に参加しました。何も分からずに参加しましたが、係の方の親切なご案内を受けて初体験をしました。参加者は20人ぐらいだったと思います。指導司祭は久我神父様でした。
そもそも<レクティオ・ディヴィナ>とは何かというと次のようなことだそうです。

●レクティオ・ディヴィナとは何か?
レクティオ・ディヴィナとは教会で伝統的に行われている霊的読書のこと。対象は聖書である場合も、聖人のお書き物等である場合もある。単に頭で理解するだけでなく、ゆっくり時間をかけながらテキストを味わっていく。テキストを歴史的な言葉であると同時に、今ここで自分に語りかけられている言葉として読む。さらに、その語りかけに対して応答していく。

●具体的な進め方
個人で祈ることもできるが、数人で集まって分かち合いを交えながら進めていくこともできる。聖書を音読し、司祭等が字句を解説する
⇒沈黙。 ゆっくり時間をかけて聖書の言葉を理解する
⇒自分の理解をみんなと分かち合う
⇒もう一度聖書を音読する
⇒沈黙。 知的な理解に基づいて、今度は今ここで神が何を自分に呼びかけているかを感じる
⇒感じたことを分かち合う。


 二つのグループに分かれて、私達は実際にやってみました。題材は、2月5日(日)のミサで朗読される、マタイによる福音(5:13~16)でした。交代で一人ずつ読んでから、心でハッとするところ、心に響くところを発表しあい、どんなことを思ったかを言いました。しばらく黙想し、言葉の意味などを考えました。その後で全体が集合し、久我神父様から「地の塩」や「世の光」の言葉の意味や語源を解説していただきました。旧約聖書から新約聖書へ繋がっていることをお話していただきました
 私は皆さんと聖書を味わって読むことが出来て、一人だけで読むよりも深い意味に気付かされていくような感じがしました。皆様もどうぞご参加ください。

武田 幸子

典礼委員会からのお知らせ
<第41回横浜教区典礼研修会について>

 今年も昨年同様、中和田教会として典礼研修会を実施いたします。
動画(30分の講話を2つ)を視聴した後に分かち合いを行います。
・研修会テーマ:「ミサをみつめなおそう」
・講話1は岡野神父様による「ミサよもやま」
・講話2は宮内神父様による「ミサにどのように参加していますか?」
ミサに関する興味深いお話が聞けるとともに、ミサに参加する心構えを再認識することができるでしょう。皆様ぜひご参加ください。複数回の参加も歓迎します。
・第1回 3月12日(日)ミサ後10:15~12:00 場所;ホワイエ
・第2回 3月19日(日)ミサ後10:15~12:00 場所;ホワイエ
・第3回 3月26日(日)ミサ後10:15~12:00 場所;ホワイエ

<続・寄り道>

 「寄り道」を再開します。
・日時:毎月 第3(日)ミサ後
・内容:当日の聖句の分かち合い
・場所:小聖堂

「広報なかわだ」の完全版(pdf)は下からダウンロードできます。