広報なかわだ1月号をアップしました

以下は、「広報なかわだ」のWEB版が表示されています(詳細な月間予定表や議事録詳細などは含まれていません)。完全版(pdf)はこのページ下からアクセスできます。

謹賀新年 2024年

 中和田教会に赴任して今年で10年目に入ります。
教会再建を果たし二年が過ぎ、返済金も私達一同の協力で[バザー売り上げで示す金額]予定以上に進んでいます。これも皆様のご尽力の賜物と感謝しております。
 ミサが終了して行列で御聖体を小聖堂に搬送する様子は今までの教会ではなかった司祭としての感慨があります。高齢化が進み、教会も高齢者が多く青年の姿がかすんでいます。ミサ後に「召命の為」祈り、次の世代に継ぎ渡しの使命を負うことを今年の「成人の日」に向けて再確認しましょう。

フランシスコ・ザベリオ 日野武満神父

田丸神父様を迎えて 待降節第4主日ミサ

 12月24日(日)に戸塚教会の田丸神父様をお迎えして、ミサと黙想会・ゆるしの秘跡が行われました。日野神父様は戸塚教会に行かれました。3月以来、今年では2回目になります。
ミサのお説教は、キリストの誕生を天使に告げられたマリアの不安な心の動揺を納得してはいないが、神の恵みであるならば、それに委ねる気持ちになる事が大事である。私達も今日、明日、どうなるか分からず不安になることは多いが、神の導きを信じて歩んでいくことが大事である。1日を終える時、うまくいかないこともあっても精一杯歩めたと思えるか、また、自分のことだけで頭がいっぱいで神の自分への呼びかけが聞こえないでしまっているのではないか。一人ひとりが待っているのではなく、自分でできることを精一杯歩んでいくことが大事であるということでした。
 ミサの終わりに、私達一人ひとりにプレゼントをくださいました。「笑うイエス様」の絵で、フィリピンで手に入れたそうです。珍しい絵なので、私達は思いがけないプレゼントを喜びました。あと、神父様のお説教集の冊子を分けていただきました。この絵を見て説教集を読むとイエス様が共にいてくださることを味わうことができます。田丸神父様、最高のプレゼントをありがとうございました。
 この後、黙想会、ゆるしの秘跡と続き、昼食会が和やかに行われました。

中和田聖堂でミサを捧げてくださる田丸篤神父様

主の降誕 クリスマス・ミサ

 12月25日(月)にクリスマスの昼間ミサが行われました。
 参加者はいつも通りで、子ども達もチラホラ見られました。神父様のお話は、若い人の参加が少ないこと、神父様方には外国籍の韓国、ベトナム、アフリカなどの方々が多くなってきたこと、日本人は言語の問題で外国人と話せないので、コミュニケーションが取りにくい事でした。どうしても日本人同士で話してしまうので、外国の方はミサが終るとすぐに帰ってしまいます。これからの課題とも言えます。
 ミサの後は、ホワイエに準備されたテーブルで、コーヒーとお茶菓子などで和やかに歓談しました。

日野神父様は、マイクを必要としません

泉区の 湧水の地を 巡って来ました

 昨年の11月16日に「散歩の会」で泉区にある三箇所の湧水の地を巡って来ました。
 秋の青空の下、ひんやりとして心地よい風を感じながら散歩しました。今回は泉区にある「湧水の地」巡りでした。参加者は10名ほどでした。立場駅で集合してスタートです。
 最初の「泉中央公園」は、ただの公園ではなく鎌倉時代に泉小次郎の館のあった場所でした。僅かながら、土塁や空堀の跡が残っていて、「馬洗い池」は今でも湧水が絶えることなく流れています。隣にある「長福寺」は道場として使われていたそうです。参加者は意外な所にある、いにしえの痕跡に驚いていました。
 次は少しバスに乗って、「天王の森泉公園」に行きました。あたり一帯が「天王の森」という名がついていて、森の中の湧水の辺りを公園として整備し、旧「清水製糸場」の一部分を移築し公園の拠点としたものです。森の中の雰囲気が感じられ「ワサビ田」を湧水が流れています。野草がきれいに手入れされていて、昼でも薄暗くひっそりとしています。カラスの声を聞くと昔に戻ったような気がしました。

皆さん ポーズが決まっています  (WEB担当より)

 そこから少し歩いて、「わきみずの森」に着きました。滝川さんと岩﨑さんが待っておられました。
滝川さんがリーダーとなり、当時農業用水として使われていた湧水と雑草や木の生い茂る場所を「緑と水の憩いの場・子ども達の自然体験の場」に整備したそうです。当時の様子や整備事業の経緯を説明していただきました。昔はホタルが生息していたそうですが今は水が時々枯れるので見られないそうです。
 滝川さんの自然を守る情熱や地域の方々の労働を厭わない結束力に参加者の皆さんは感動しました。草花が咲き誇り、歩きやすいように草刈りも行き届いていました。滝川さんの教会での植物への丹精込めた手入れの姿をそのまま見るようでした。自然への祈りのようなものが感じられて心が洗われる気持ちがしました。ホタルが生息できるような場所がなくなっていくのは残念でなりません。

情熱溢れる滝川さんによる説明

 そこから歩いてすぐの所に「かけカフェ」があり、みんなでランチを頂き話に花が咲きました。
「かけカフェ」は、下和泉住宅街につくられた「こどもから大人までが、ゆるやかにつながり、あたたかなかかわりが生まれる地域カフェ」がコンセプトのカフェです。住宅街にあるので目立たないですが、リピーターが少しずつ増えてきているようです。運営している方々が不登校の子供たちを支援していて、以前テレビでも紹介されていました。下和泉方面に行かれたら、ちょっと寄ってみたらと思います。ただし、営業は(木)、(金)、(土)にかぎり、11:00~15:30です。

 秋の楽しい一日でした。また、新しいコースを企画しますので、ご参加ください。
 (武田幸子)

「広報なかわだ」の完全版(pdf)は下からダウンロードできます。