広報なかわだ2月号をアップしました

※ 以下はテキスト版を表示しています(詳細な写真や図表ならびに議事録詳細などは含まれていません)。完全版(pdf)はこのページ下からアクセスできます。

祝 聖堂・小聖堂再建工事完成!

 令和4年も2月に入り、昨年6月から開始された教会再建工事が1月中旬に完成となりました。
 2月26日に司教様による再建の祝福式を行うスケジュールが組まれています。
 教会委員会、教区建設委員会、第5地区教会、教会信徒の皆様からのご協力を頂き、資金返済目安も(約20年)たち、新しい聖堂で今年の復活祭を迎える事が出来ることを神の恵みに感謝しています。
 戸塚区から泉区になり近隣に住宅、マンション、アパート、高齢者施設、幼児施設等が次々と建設されて人口も増加してきたこの地で、次の世代に希望と喜びがありますように。

フランシスコ・ザベリオ 日野武満 神父

新装なった本聖堂

2022年度「横浜教区典礼研修会」について

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 例年2月11日に藤沢教会で開催されていた恒例の横浜教区典礼研修会も昨年はコロナ禍のため中止となってしまいましたが、今年は地区・小教区・修道院など共同体ごとにDVD動画(司祭講話)を観ていただき、そして分かち合いをするという新しい形式で行なうこととなりました。
 全体テーマは「ミサとともにささげるわたしたち」で、今年の待降節第一主日から一斉に施行される「新しいミサ式次第と第1~4奉献文によるミサ」への霊的準備の意味も込められています。
 諸般の制約から、中和田教会ではこの研修を地区別に行われている主日ミサの終了後に行なうこととし、したがって以下の日程で3回行なうこととなります。
 ・3月13日(日)主日ミサ終了後:第1地区の皆さまが対象
 ・3月20日(日)主日ミサ終了後:第2地区の皆さまが対象
 ・3月27日(日)主日ミサ終了後:第3地区の皆さまが対象
 この研修は、決して典礼奉仕者だけはなく全信徒を対象とした内容になっています。
 お忙しいことと存じますが、全ての信徒の皆さまの積極的なご参加をお願いします。
 全体としては概ね2時間コースで具体的には以下の通りです。
 ① 講話1 「主の日をともに祝うことの意味」
  横浜教区典礼委員長(小田原教会主任司祭)  宮内 毅 師
 ② 講話2 「ミサをともにささげるわたしたちという存在」
  横浜教区典礼委員 (鷺ノ宮教会主任司祭)  岡野 充良 師
 ③ 分かち合い 「ミサを通じて一つになる信仰共同体 〜あなたにとって信仰共同体とは〜」

(小野 雅彦)

~みんなの健康~「その時のために備えること」(第3回)
~リハビリ現場から伝えたいこと~

 前回に続いて、中和田教会の信徒で理学療法士として病院で日々患者さんのリハビリに関わっている方に高齢者に多い3つ症例をリポートして頂きました。今回はCさんの場合です。
<Cさんについて>
Cさん:70代後半男性―左脳梗塞で右半身麻痺。
 一軒家で奥様と二人暮らし。杖なしで1日1万歩ほど歩いていた。家事は奥様が行っていた。発症は自宅。まずは呂律が回らなくなり、その後右半身に力が入らず立てなくなり入院。およそ2か月半のリハビリを経て自宅退院。病前と同じく杖なし歩行可能も右足に体重を掛けた際軽度ふらつき、200m程度の歩行でも疲れを感じたため退院後しばらく外出の際付き添いが必要となった。
<日頃からやっておくこと>
(その1)➡定期的な健康診断を受ける。
 Cさんは健康に自信があり、定年退職後定期健診を受けていませんでした。今回の発症で高血圧、糖尿病が判明しました。結果論になりますが健診を受け適切な管理をしていれば発症を未然に防げたかもしれません。
(その2)➡終活についての御家族間での話し合いをしておく。(全症例について共通の事)
 患者様に共通しているのは、退院後の今後のご自身について度々不安を口にされている事です。
 80歳前後の患者様の話をお伺いすると、将来的に病気・怪我で認知・身体機能が低下し介護が必要となった際の大まかな方向性をご家族・親戚間で話合いをされていないケースが非常に多いです。前回のBさんの例では自宅・施設両面での検討が必要となりました。結果としてCさんは自宅退院になったのですが、入院前に家族間での話し合いが何もなされていないために不安がられていたのです。

どの程度の介助量なら誰がどの程度面倒をみられるのか、もしくは施設方向なのか、持ち家であれば相続、金銭管理は誰がするのかなど大枠は決めておいた方が良いでしょう。相続は多人数が絡むため後回しになりがちですが、いざ入院となると入院日数の期限があり対応に奔走することとなります。経験的に言うと70代後半ともなるといつ何が起きてもおかしくはありません。
病気・けがは突然起こりますが、あらかじめ様々なケースを想定し話し合っておけば慌てず対応できるのではないかと考えます。

 以上、3回にわたって、リハビリ現場からのご報告を致しましたが、これを参考になさって健康寿命を延ばし、幸福な人生を送られることをお祈り致します。

(武田洋一)

※ 「広報なかわだ」の完全版(pdf)は下からダウンロードできます。